作品概要
王の宴の膳を担当した男性宮廷料理人、待令熟手（テリョンスクス）。その待令熟手の末裔が運営する雲岩亭（ウナムジョン）は、東洋最大の韓国料理専門店で、ソンチャンはその店の補助コックだ。問題児だったソンチャンも、いつからか雲岩亭一の料理人を志すようになった。父 オ熟手と兄 ボンジュは、そんなソンチャンの姿を頼もしく思っていた。ソンチャンは天才的な料理の才能を発揮し、その実力は日に日に伸びていく。そんなある日、オ熟手から雲岩亭の後継者を選定する方式について発表される。オ熟手の長男で雲岩亭の主席料理人であるボンジュが受け継ぐであろうと思われていたが、血縁に関係なく料理対決での勝者にその権利を与えるということが知らされると、雲岩亭は混乱に包まれた。そして数多くの料理人の中からボンジュ、雲岩亭の第二の主席料理人ミヌ、ソンチャンの3人が勝負に挑むこととなった。ボンジュは自分を認めてくれない父に失望し、ミヌはこれを機に野心をむき出しにする。ソンチャンは父 オ熟手が与えてくれたこの機会に全力を尽くすことを誓う。対決に臨む3人はまさに互角の勝負を繰り広げるが、最初の対決はソンチャン、その次はボンジュが勝利を勝ち取った。2人の運命を決める最後の対決。その対決を前にオ熟手は共に審査をするユン理事とチャウンに、勝負が拮抗した場合は待令熟手の本当の子孫であるソンチャンを選ぶよう頼む。偶然にこの話を聞いたボンジュは待令熟手の後継者の座を奪われるかもしれないという危機感から、ミヌと手を組みソンチャンを陥れようとする。ボンジュとミヌの企みを知ったソンチャンは、実の兄のように慕っっていたボンジュの急変した姿に失意と挫折感を覚え、最後の対決の日に手紙を残して雲岩亭を去る。

キャスト
キム・レウォン（ソンチャン）／クォン・オジュン（ボンジュ）／ナム・サンミ（ジンス）／キム・ソヨン（ジュヒ）

スタッフ
■監督：チェ・ジョンス
（C）2008 JS Pictures Inc．